気持ちよく感じられるほどの涼しい風がふく晴天の中、開幕を迎えた。2008年シーズンの開幕は新たな予選方式(ノックアウト方式)が採用され、パドルシフトの導入などチームにとっても気の抜けない展開が予想された。
午前中のフリー走行では午後の予選方式を考えると制限されたタイヤのセット数のため、6号車をベースにセットアップに努め、5号車はタイヤを温存させるため残り12分まで待機させた。
前日の練習走行で納得のいくセットアップを見つけることが出来なかったため、大きくセットアップの変更をしてAドライバーの予選に挑んだ。 8時45分に予選が始まると、全車一斉にコースインし、平中選手も同じタイミングでコースインした。 このコースはタイヤが暖まり難いので充分に時間をかけてタイヤを暖め、また、周りの車の間隔を充分に開けてタイムアタックに入った。 しかし、満足のいくセットアップを出来なかった車のバランスはあまり良くなく、その中で記録したタイムは1’41,251だった。
この時点ではクラス3位だったが更なるポジションアップを目指して走行を続けた。しかし、これ以上のタイムを計測することは出来ず、Aドライバーの予選はクラス3位で終えた。 続いてBドライバーの予選が9時30分から行なわれた。平中選手のコメントを元にセットアップを変更して吉本選手をコースへ送り出した。しかし、それでも車の良いバランスを見出すことが出来ずに計測したタイムは1’41,849であった。
その後10時からCドライバーの予選が行なわれ、このときはガソリンを多く積んでレースのときの車のバランスを松浦選手が確認した。 この結果、今回の予選は合計タイムでクラス3位に0,1秒及ばずクラス4位で決勝を迎えることとなった。
予選後の短いインターバルの間に車のセットアップの変更を施し、各部のチェックをしてレースに臨んだ。 今回のスタートドライバーは松浦選手が務めることとなった。 1時30分にスタートがきられ、109周の長いレースが始まった。序盤は必死にポジションをキープする松 浦選手であったが、ストレートスピードが劣るため徐々にポジションを落としていった。
その後ガソリンが減ってペースが上がってきたが、前を走る車の間隔や渋滞の中での走行を強いられる ことになったため早めにピットインし、ドライバーを平中選手に交代しガソリンをフル満タンに、タイヤはリヤ の2本のみの交換をしてコースへ送り返した。走り出した最初こそペースが上がらなかったものの、タイヤが温まってくると徐々にペースが上がり、他の車のピットインのタイミングなどもあり60周目にはクラス5位までポジションを回復していた。 そしてしばらくはラップタイムでは勝っているものの、ストレートスピードの差でなかなか抜くことが出来ず に39号車とのテールトゥノーズが続いた。その後、相手のミスから39号車がコースアウト。ポジションが 上がってからはクラス上位と遜色ないラップタイムを刻みつづけて走行を重ねた。 そして吉本選手へ交代し、この時もガソリンの給油、タイヤはフロントタイヤの磨耗具合を平中選手のコメ ントを聞いた上で交換せずに走行できると判断し、ピットストップ時間の短縮を狙いリヤの2本のみを交換 した。その結果、前を走る16号車との差を大きく縮めることに成功した。その後テールトゥノーズの状態が続いたが、相手の一瞬の隙を付いてオーバーテイクすることに成功した。 さらにポジションを上げるべくプッシュしたが、16号車を抜く際にリヤタイヤが接触し、その影響でペースを 上げることが出来ず、そのままクラス4位のポジションをキープしてチェッカーを受けた。 今回のレースはホームコースである岡山国際サーキットでのレースだったので表彰台を目指していたの ですがあと一歩のところで届きませんでした。しかし、ポイントランキングトップの車より前でゴールしたこと により、同率ながら5ZIGEN NSXがランキングトップに立つことが出来ました。このままシリーズ優勝を狙う上でも今回の結果は良かったと思います。また、残り2戦となったので次戦の仙台ハイランドは何としても 優勝するべくチーム一丸となって戦いたいと思います。 最後になりましたが、今回の岡山国際サーキットへ駆けつけてくださったスポンサー様方、社員を含め数 多くの方々の応援、誠に有り難うございました。今後とも、ご応援ご協力のほど、宜しくお願い致します。